エトルリアについて語る多数の古代の著者の中で、Tito Livio はエトルリア人が最も信心深い人民であると記述している。この観点はエトルリア人の社会生活の各々の基本要素に浸透しており、宗教が共同社会と外界に、そして又日々の生活の振る舞いや対自然環境及び食物にも深い形跡を残している。
エトルリアに於ける饗宴の儀式は他の文化、ギリシャや古代オリエントとの接触によりさらに豊富になった。エトルリア文化の中心となる要素である饗宴席;そこでは日常生活の交際、人間及び神々への敬意などが表現されている。
エトルリア人は自然との対処関係に卓越していた。平野、森林、水、海水、空間、下層等の基本要素を尊重し、生活を営んでいた。自然の痕跡が神秘的な神々に反響していた事がエトルリアの信仰“Etrusca Disciplina”から読み取ることができる。